猫の脱走防止法|理由と行動範囲を知ろう

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猫の脱走

猫は愛らしい家族の一員ですが、時にはその冒険心や本能から脱走してしまうことがあります。

本記事では、猫が脱走する具体的な理由から、その心の内側を深く探ります。

屋外への好奇心やストレス、発情期など、さまざまな脱走の原因を理解することで、猫の行動を予測し、より良い防止策を講じることができます。

また、実際に脱走してしまった場合の効果的な探し方や、安全確保のためのルールについても詳しく紹介します。

目次

猫の脱走理由と猫の気持ち

猫の窓からの脱走

猫は時折、飼い主の知らないうちに家から脱走することがあります。

私も2回ほど経験があります。1回目は、発情期でした。

2回目は県外に引っ越しをして、家に馴染む間もなく脱走をしてしまいました。

こればっかりは、土地勘もないし、地域猫の友達もいないから、もう帰ってこないとあきらめていましたが、10日ほどでしょうか、ひょっこり帰ってきたのです。

毛はボサボサですごく汚れての帰宅。いったい何があったのでしょう。

私に知る由もなく、ただただ抱きしめていました。

私のことはさておき、猫が脱走した場合、飼い主にとって大きなストレスとなります。

なぜ猫が脱走するのか、その理由と猫の気持ちを、猫側に立って理解してみましょう。

猫の脱走理由

猫が家から脱走する主な理由は、猫の本能や環境によるもの。

屋外への好奇心

猫は非常に好奇心が旺盛。
新しい場所や匂いに引き寄せられることが多く、家の外の世界は猫にとって大きな冒険の場となります。

特に室内飼いの猫の場合、外の世界は未知の魅力に満ちており、その魅力にさからうのは難しいでしょう。

あめ

窓の外に見える鳥や昆虫、風の匂い。
何か気になるんだよね。

これが脱走する原因の一つです。

ストレスと環境

猫はストレスに対して敏感な生き物であり、自宅の環境がストレスの原因となることがあります。

例えば、騒がしい音や他のペットとの関係、頻繁な家庭の変化などがストレスを引き起こすことがあります。

あめ

猫だってストレスあるんだよ。
だから静かな場所を求めて脱走するの。

地域猫との関わり

外にいる地域猫との関わりも、猫が脱走する要素の一つです。

特に縄張り意識が強い猫は、自分のテリトリーを広げたり、他の猫と関わりを持つために外に出たがります。

あめ

地域猫との交流も必要だからね。
時には、喧嘩もあるけどそれも刺激的な体験よ。

飼い猫が地域猫に惹かれる傾向は、特に未去勢や未避妊の猫に多いです。

みや

そういえば、脱走して10日ほど帰ってこない以前飼っていた猫は、未去勢でした。
猫の集会に行って、彼女を探してたのでしょうね。

猫の狩猟本能

猫には強い狩猟本能が備わっており、外に出ることでその本能を満たそうとします。

家の中では狩りの対象が限られるため、本能的に外の環境を探し求めるのです。

小さな動物や昆虫を見ると、それを追いかけて外に出たいという欲求が高まります。

特に、夜間は狩猟本能が強くなりやすいため、深夜に脱走することもあります。

発情期の影響

猫の発情期には、特に脱走の頻度が高くなる結果が見られます。

オス猫は交尾相手を求めて遠くまで移動することがありますし、メス猫もパートナーを探そうとします。

この時期にはホルモンの影響で行動が活発になり、家から脱走するリスクが高まります。

発情期は猫にとってストレスフルな時期でもあるため、この時期の行動には特に注意が必要です。

猫の脱走を防ぐための予防策と探し方のポイント

猫の脱走予防策を講じることでその可能性を大幅に減らすことができます。

また、脱走した際にすばやく見つけるための探し方のポイントも重要です。

以下に具体的な対策を挙げて説明します。

猫の行動範囲を理解する

猫の行動範囲を理解することは、脱走対策にも、探し方にも役立ちます。

一般的な猫は、縄張り意識が強く、自宅周辺の行動範囲を持っています。

この範囲は通常、半径500メートルから1キロメートル程度とされています。

猫は自分の縄張りの中では非常に警戒心が強く、見知らぬ場所に行ってしまうと、戻ってこれなくなることも多いです。

飼い猫の行動範囲を把握することで、適切な探し方や見つける場所の目星をつけることができるでしょう。

猫の脱走予防策|家の安全対策

物理的な予防策

  • 窓やドアを常にチェックし、ロックやセーフティーキャッチの取り付け
  • 網戸は、網が破れていないか確認
  • ベランダや庭に出す場合は、柵やフェンスを高くする
  • 室内にキャットタワーやおもちゃを設置する

脱走した猫の効果的な探し方

万が一、猫が脱走してしまった場合、迅速かつ効果的な探し方を実践することが重要です。

まず、

  1. 猫が隠れやすい場所を中心に探す
  2. 家の周りや近くの茂み、車の下など
  3. 小さな隙間や暗い場所
  4. 静かに名前を呼びながら探す

この段階で発見できればいいのですが…。まだ見つからない場合は…

つぎに、

  1. 自宅から半径500メートル以内を重点的に探す
  2. 地域の動物病院や保健所、動物保護団体に連絡し、迷子猫の情報を提供
  3. 近所の人に声をかけて、見かけた際の連絡をお願いしておく
  4. SNSを活用して情報を広める
  5. 猫が行方不明になったことを知らせるポスターを作成し、お店や近所の掲示板に貼り出す
  6. ペット探偵を依頼する

これらのことを実践しておけば、発見の確率が上がります。

探している間の猫の安全確保のためのルール

猫を探している間にも、いくつかのルールを守ることで猫と飼い主の安全を確保しましょう。

  1. 暗い時間帯に探す場合は、安全のために懐中電灯や反射材を持って行動する
  2. 猫が驚いて遠くへ逃げてしまわないよう、静かに行動し、大声を出さない
  3. 家の外にエサやお水を置いておくのも効果的

猫が脱走した直後は、空腹や喉の渇きがストレスを増すため、家の近くに戻ってくる可能性が高くなります。

猫用のフードやお水を置き、居場所を特定しやすくするために普段使っている食器やタオルを一緒に置いておくと良いでしょう。

猫の発見後の対応

車の下の猫を発見

猫を発見した際には、焦らずにゆっくりと近づきます。

猫が驚いてさらに逃げてしまわないよう、できるだけ低い姿勢で静かに近寄りましょう。

また、猫が安心して戻れるように、普段使っているキャリーバッグやタオル、おもちゃを持参すると良いです。

まとめ|猫の脱走を防ぐための一連の対策と行動

猫の行動範囲や行動特性を理解し、物理的な予防策はしっかりとられておくことをおすすめします。

万が一、猫が脱走してしまった場合には、近所のまわりを探し、それでも見つからない場合は、地域社会との情報共有が重要となります。

このような一連の対策と行動を組み合わせて、飼い主としての責任を果たし、愛猫との安全で快適な生活を構築していってくださいね。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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